五月晴れの男体山登山(詳報)
2007-06-08 Fri 19:00
あまりに幸運な絶景を紹介したくて遅ればせながらの日光男体山登行記です。

5月のある晴れた日の朝7時すぎ。二荒山神社中宮の社務所で登拝(入山)料500円を納め、お守りを授かり出発。登拝門をくぐると、急坂続き。なだらかなところは、3合目・4合目間の舗装された林道と重複する区間だけと言って良いでしょう。後は急斜面の岩場をずんずん登っていきます。
確かに、急坂をただ登って下るだけなら単なる修行に過ぎないでしょう。それを埋めて余りある絶景を望めるから登れる山です。もし天候が恵まれなければ、うんざり悲惨な印象しか残らないかもしれません(^_^;)。富士山に似ています。

コースタイムは
神社中宮7:27〜1合目7:33〜3合目7:56〜4合目8:17〜5合目8:36〜7合目9:19〜8合目9:40〜山頂奥宮10:39
昼食後1時間以上も山頂周辺を徘徊して景色を堪能し正午ごろ下山開始。神社中宮には14:40ごろ到着しました。

で、言葉より写真に語ってもらった方がいいかもしれません(筆無精なだけかも(^_^;)画像をクリックすると拡大します

登拝口…写っている2人は登山者ではありません(^_^;)
男体山登拝口

1合目…ここからが急登続きです
男体山1合目

ササの急坂…急斜面です。僅かに見える中禅寺湖に慰めてもらう
ササの急坂

3合目…ここから4合目までは舗装された林道を歩きます
男体山3合目

林道から中禅寺湖…やっと見通しよく青々と見える湖面
林道から中禅寺湖

4合目…林道が終わり、ここからまた急坂続き
男体山4合目

梢に猛禽…何という鳥でしょうか(^_^;)
梢に猛禽

5合目…しばらくササ続き
男体山5合目

中腹から富士山…まったく予期していなかったので驚きました
男体山中腹から富士山

中腹から北岳…帰ってから調べると、右奥の雪をかぶった山は富士山に次ぐ高峰の北岳でした。「もうけ」といった気分(^◇^;)
男体山中腹から北岳

中腹から筑波山…春霞越しながらも地元の山も見えました
男体山中腹から筑波山

7合目から…岩場の急な傾斜に休憩舎(駄洒落ですA^_^;)
男体山7合目から

岩につらら…凍ってます。夜は冷えるのでしょう
岩につらら

岩に建つ社務所兼避難小屋….。ooO(゚ペ/)/ひゃ
岩に建つ社務所兼避難小屋

9合目…中途半端な残雪で少し歩きづらい
男体山9合目

山頂手前から…はっきり見えないのが残念ですが、右奥の山から噴煙が左横へと流れ、左側の富士山までたなびいています。現在、日本百名山の中で唯一登頂することのできない山・浅間山からの噴煙です。火山らしく真っ赤な土も印象的です
男体山山頂手前から

1等三角点…「大切にしてくださいよ」と国土地理院が訴えています
男体山1等三角点

山頂パノラマ1…合成写真です。右から高原山、飯豊連峰、会津駒ケ岳(白く平坦な山容)、燧ケ岳、日光白根山、神社奥宮社務所などが見えます
男体山山頂パノラマ1

山頂パノラマ2
男体山山頂パノラマ2

太郎山神社から…中央部分が高山植物の宝庫「戦場ケ原」
太郎山神社から

菖蒲ヶ浜と遊覧船…こんな風景を見ているとのんびりします
中禅寺湖菖蒲ヶ浜

下山6合目…おっと、何の鳥?
男体山6合目

林道沿いの桜…湖の青と松の緑と薄紅色が綺麗です
林道沿いの桜

鹿除けカバーを付けた木々…増え過ぎた鹿に皮をかじられ枯れてしまわないようにと合成樹脂の網がかぶせてありました。痛々しい
鹿除けカバーを付けた木々

境内のシラネアオイ…現在、絶滅危機にある種ですが、境内に移植して育てています。満開でした
境内のシラネアオイ

シャクナゲがお出迎え…登拝門手前にて、斜めに差し込む光で輝くように咲いていました
境内のシャクナゲ

D200&18-200mm
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梅雨入り前?の那須連山
2007-06-07 Thu 10:38
日光男体山の登山記もままならないのに、先日、那須連山に日帰りで登ってきました。これまでに冬2回、夏1回登り、今年春には猛吹雪のため駐車場敗退してます(^_^;)

今回は朝8時少し前、那須岳駐車場から登山開始。噴煙を上げ続ける茶臼岳、岩山雰囲気の朝日岳、東北の山らしくどっしりした三本槍岳、それぞれの頂上を踏みしめて午後3時すぎ下山しました。ふだん風がとても強い山ですが、この日は高気圧に覆われ絶好の登山日和。とはいえ、風が弱いことでモヤってしまい見晴らしは今ひとつ。三本槍岳に登頂した昼過ぎからは、那須連山全体が雲にすっぽり覆われてしまったようでした。

登山口の狛犬…可愛い毛糸の還暦帽をかぶせられ困惑の表情にも見えます
登山口の狛犬

ホオジロ…スズメぐらいの小さな体なのですが大きな谷間へと澄んだ声を張り上げてました
那須岳のホオジロ

朝日岳から見た茶臼岳…ここからの火山の眺めは迫力があります
朝日岳から見た茶臼岳

振り返って三本槍岳…槍のように尖ってません(^_^;)。その昔、三国の国境(くにざかい)の山としてそれぞれの藩士が頂上に槍を立て領域を確認していたとの故事が謂われらしい
三本槍岳

朝日岳近景…頂上から人がこぼれ落ちそうです
朝日岳山頂

朝日岳遠景…散りゆく山桜、ボチボチ咲き始めた石楠花も
朝日岳遠景

那須元湯「鹿の湯」…下山後に一浴。湯温設定が1度ずつ違う湯舟が用意してあって、44度で「あちち」退散
鹿の湯
NIKON D200&18-200mm
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五月晴れの男体山登山
2007-05-23 Wed 12:58
うんざりする急登続きと聞いていたので長く敬遠していた日光の男体山。快晴との予報を聞き意を決して登ってきました。
より楽な北側からの「志津乗越」コースも考えましたが、ここはやっぱり正統派的な南側からの「二荒山神社」コースを採りました。
二荒山神社

登り一辺倒の厳しいコースでしたがバテることもなく無事に単独登頂。好天に恵まれて眼下には中禅寺湖、遠くには富士山も望むことができ、まさに絶景。
男体山から見えた富士山
Nikon D200
最高の気分…と言いたいところですが、静かに堪能したかった山頂の眺望をぶちこわしにするけたたましき一行に追われてしまい…(^◇^;)
取り敢えず一報まで
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GWも安達太良
2007-05-18 Fri 01:52
遠い昔の話になってしまいましたが、大型連休の後半、福島の安達太良山に登ってきました。元日に続いて今年2回目、通算で5回目で、数少ない登山歴の中で最も多く登っています(^_^;)。安達太良山は専ら日帰りで登れる山なのですが、温泉のある山小屋「くろがね小屋」を目当てにして初めて1泊しました。

5回目とはいえ、今回初めて奥岳登山口を発着点とした「時計回りルート」を歩きました。午前10時出発し、ゲレンデの中を辿り、元日に遭難しかけた五葉松平を経て、ゴンドラリフト中腹駅を尻目に山頂へ。山頂で腹ごなし後、「牛の背」に乗って、荒涼とした噴火口「沼ノ平」で一時呆然。後は下り続きでお目当ての「くろがね小屋」に午後3時前には到着し宿泊。翌朝は勢至平を経て、「あだたら渓谷奥岳自然遊歩道」へ寄り道にして、今回は無事下山しました(^_^;)

「ほんとの空」その1
ほんとの空1

「ほんとの空」その2
ほんとの空2

沼ノ平
沼ノ平

矢筈の森
矢筈の森

安達太良と残雪
安達太良と残雪

くろがね小屋
くろがね小屋

金明水
金明水

猩々袴(ショウジョウバカマ)
猩々袴(ショウジョウバカマ)

奥岳自然遊歩道「魚止めの滝」
奥岳自然遊歩道「魚止めの滝」

撮影COOLPIX8400
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仏頂山から高峯アタック(^_^;)
2007-03-25 Sun 20:05
先日、栃木・益子町の雨巻山側からの登山口が見つからず登頂に失敗した高峯(標高519メートル)。今度は茨城・笠間市の仏頂山(標高430メートル)側から再挑戦し雪辱を果たしました(^_^;)

登り口は自宅から車で1時間もかからない楞厳(りょうごん)寺前。
楞厳寺

由緒ある寺だけに大きな駐車場も近くにありますが、登山者向けの小駐車場の方に車を止め、まずは仏頂山に向け出発。間もなく目にする境内の森には豊かな樹林が残り、この一帯は国の天然記念物「片庭ヒメハルゼミ」の生息地でもあります。その森に大きなモミの木を見つけました。
モミの木

仏頂山へは1時間弱で到着する短い行程なのですが、山頂手前の登山道は最大斜度28度もある木の階段が長く続きちょっとうんざりします。「関東ふれあい道」整備の一環として作られたもので、議論を呼んだようです。
急な階段道

仏頂山の山頂は木々に囲まれていて見通しがほとんどありません。ちょっと気の利いた標識を撮ってちょっと一服し「高峯」へ急ぎます。
仏頂山山頂の標識

高峯への途中、県境を結ぶ林道と登山道が交差する「奈良駄峠」に出ます。
奈良駄峠

茨城側は「稲田の御影石」の石切場になっていて、ざっくりと地肌が遠くまで切り取られています。ここは昔ながらの石切場で、石を運び出すため、今のJR水戸線稲田駅からこの峠まで人力トロッコの「稲田人車軌道」が一時期敷かれていたというのですから驚きです(O_O)。枕木やレールなど痕跡を探してみましたが見当たりませんでした(^_^;)
御影石の石切場

出発から2時間あまりで目標の「高峯」に登頂しました。
高峯山頂

この山頂からの眺めも捨てたものではないのですが、この先に展望台があるとの案内があり、そそくさと向かいます。
ほどなく、今も使われているのかは不明ですが、木々を払ったグライダー発着場とみられる大きな広場に出ました。広場は南に開けていて、ほぼ180度のパノラマの中に加波山や筑波山が大きく控えていて絶景です。階段道に苦労したことなど忘れて、昼食をたべながらゆっくり景色を堪能しました。ちなみに写真に写る地域は「桜川市」で、世阿弥の謡曲「桜川」の舞台となったサクラもあります
グライダー発着場から遠景

グライダー発着場から近景

パノラマ写真も合成してみました。
高峯からのパノラマ

昼食を済ませたら、楞厳寺へと復路をたどります。奈良駄峠で再び周辺探索を試みたところ、栃木・茂木側の林道にトロッコではなく走り屋の車が乗り捨てられていました。こんな所までよく来られてものだと変に感心していまいました。
奈良駄峠の廃車

続いて仏頂山で一服していると、頭上の梢に鳥がざわめく音。レンズを向けて口笛を吹くと猛禽?が逃げていきました。写真はブレぼけです(^_^;)
仏頂山の猛禽

ではこの辺で(^◇^;)/~~~ツカレタ
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那須岳あきらめ雨巻山
2007-03-21 Wed 11:37
前夜の山頂予報では晴れとなっていた那須岳へ登山を企てたのですが、登山口付近に早朝到着すると猛吹雪。車の中でしばらく待機していたのですが、吹雪はやまず、那須岳山頂も、背後から湧き上がる厚い雲に次々と覆われたままで、出発を断念しました。
吹雪の那須岳

折角の休み、このまま帰宅するのももったいないので、普段立ち寄る食堂のような、登り慣れている標高533メートルの「低山」雨巻山へ。なのであまり写真がありません。
焼き物の街・栃木県益子町の最高峰で、地元の登山家による登山道や指導標の管理がとても行き届き、大川戸登山口は駐車場とトイレがきれいに整備されています。無料の登山マップも置いてあり、とても気持ちよく登れる山です。

三登谷山ルートから登り始め、1時間半で登頂し昼食。ふだんはこれまでと登山口へと引き返すのですが、この日は欲張って、地図の用意もないのに隣の山の「高峯」(標高519メートル)へも足を延ばそうとにわかに計画しました。

ところがどうでしょう。益子町域から出て栃木と茨城の県境付近を過ぎると、登山道をかき消すように枯葉が厚く覆い被さり、指導標など全くありません。頼りない赤と銀色のテープが木々に巻き付けられているだけなのです。分岐点と見られる個所には注意を喚起するためなのか、小正月ではあるまいに、空き缶が枝先に刺さっていて風に揺らめいていました。
空き缶の標識

地図もなく不案内な登山道を急降下し、舗装された道路と交差する峠になんとか出ました。が、ここにもまったく案内標識というものがありません。落書きのように「雨巻山」とのスプレー文字がガードレールにあるばかりです。
落書き「雨巻山」

「高峯」への登山口を峠周辺に探したものの見当たらず、地図もないので心細くなり、雨巻山へとあっさり引き返すことに。ただ、雪山用の重登山靴と防寒ウエアだったため、雨巻山へ戻る急登が長く重く、そして暑く感じられました(^_^;)
それでも帰路、枯葉から顔を出した可憐な花や、薄緑色したウスタビガ?の繭に出合いホッとするひとときもありました
枯葉の花

ウスタビガの繭

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冬の大菩薩その2
2007-01-17 Wed 02:46
雷岩からの眺望を十分堪能した後は南西方向の大菩薩峠へと下っていきます。

未完の超長編小説「大菩薩峠」(中里介山著)の冒頭、机龍之介が巡礼の「老爺」を「ここへ出ろ」と呼びつけ、「あっちへ向け」と背中から真っ二つに理由もなく叩き切った峠。その峠は現在「賽ノ河原」と呼ばれています。今「大菩薩峠」とされるところより北に位置しています。賽ノ河原には今でこそ立派な避難小屋が建っていますが、龍之介が現れそうな不気味な雰囲気がないではありません。写真では小屋より左向こう側が武蔵、右手前側が甲斐です
賽ノ河原


避難小屋にお邪魔して昼食を摂った後、少しだけ上り返して現在の「大菩薩峠」へと向かいます
避難小屋


現在の「峠」には、中里介山の名を取った「介山荘」という山小屋が建っていて、隣にはトイレや休憩施設もあり自由に使うことができます。が、今回4度目の私はそそくさと通過し、下山を急ぐことにしました
介山荘遠景


下山コースの途中、「勝縁荘」と呼ばれていた旧山小屋があり、その奥隣の「三界庵」で中里介山は執筆したとされています。一般公開されていないため、おずおず近づいての撮影です
三界庵


40年ほど前、首相官邸襲撃訓練のため宿泊中の赤軍派53人が逮捕された「大菩薩峠事件」の舞台・福ちゃん荘前を過ぎ、長兵衛山荘のある上日川峠を経て一気に下降。いまでは閉鎖されてしまった「千石茶屋」に出ると、登山口はもうすぐ。が、芦倉沢に架かる橋を渡ったところで何かが足りません。というのも、これまで3度の登山で、ここに「地蔵茶屋」跡の廃屋があった記憶があるのですが、更地になっています。目を凝らすと、黒く焼けたものが散乱しています。焼け落ちてしまったのでしょうか?誰かご存じの方いません?
地蔵茶屋跡


出発から約7時間の午後3時半過ぎ、登山口に無事帰着。この後は、近くの日帰り温泉「大菩薩の湯」で汗を流しました。温泉を出て駐車場へ戻ると丁度、日が赤石山脈(俗称・南アルプス)の主峰・赤石岳へと沈むところ。夕焼けに浮かぶシルエット(左は聖岳、右は悪沢岳)が綺麗で「いつか行ってみたい」
赤石連峰夕焼け

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冬の大菩薩その1
2007-01-17 Wed 01:53
安達太良山と同じく初級者向けの大菩薩嶺(山梨・2057メートル)に登ってきました。時期的にも本格的な積雪はこれからといったところで、軽アイゼンで十分でした

林道が閉鎖される冬の典型的な登山ルートは、裂石登山口から上日川峠、大菩薩峠を経て大菩薩嶺に登頂し丸川峠へ下って登山口へ戻るのですが、「大菩薩トレッキング」との案内板を掲げた中型バスを登山口の駐車場に発見。「団体さんで冬の静かな登山が…」と心配になり、当初の計画とは逆のルートをたどることに急きょ変更しました(^_^;)

で、最初は丸川峠へ。最初はそれほど積雪はありません。多少急な坂をうつむき気味に登っていくと、頭上からコツコツと何かを打つ音。見上げるとキツツキの仲間のコゲラが一心に枝を突っつき、餌となる虫を叩き出そうとしていました
コゲラ
(ピンぼけの上トリミングしてます(^_^;)

丸川峠には丸川荘という山小屋があります。来た道を振り返ると山間の向こうに富士山が見えました。この小屋のコーヒーが飲みたかったのですが、逆ルートにしてしまったたため先を急ぐことにしました
丸川峠から

ここからは残雪多いコメツガの林を静かに進むだけで展望はほとんどありません。黙々と進むうちに突然、頂上の大菩薩嶺に出ました。ここも林に囲まれて見通しはなく山頂であることのの印が設けられているだけです
大菩薩嶺山頂
載っているのは私の「命綱」携帯GPSです

ここから数分ほど進むと、南側が大きく開けた稜線に出ます。雷岩という大きい岩の上に立つと、南にすそ野を雄大に広げる富士山、西に屏風のように連なる南アルプスの山々が望め、暫く立ちすくんでしまうほどの絶景です。ただ、富士山の手前に見えるダムは余計です(--;)
富士山

富士山遠景

南アルプス遠景

(続く)
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安達太良・元日登山
2007-01-06 Sat 11:34
元日は穏やかに晴れるとの予報を聞き、今季初の足慣らし雪山として栃木・那須岳にしようか、福島・安達太良山にしようか悩みました。無雪期に登る山としてはいずれも初心者向けで、鎖場などの急登個所もありませんし、避難小屋も完備してあり、いざとなればロープウエイを使えるのも共通です。最終的には、近辺スキー場のネット情報を元に、積雪量に勝る安達太良山に決めました。

安達太良山は「あだたら高原スキー場」内に登山口があり、スキーヤーやボーダーを横目にしながら登り始めます。夏山1回、残雪の春山2回の安達太良登山を経験しているので、用意した地図をこれまでのように厳格に見なくても余裕で進むことができました。

冬の安達太良登山序盤
今回のルートは前3回とほぼ同じで、序盤は急登とまでは言えない上り坂を行くと、風雪で幹がねじ曲がりながらも真っ直ぐ空へ伸びる木々に囲まれた雪道となります。

安達太良からの蔵王連峰
1時間ほど歩くと、緩やかな上り道に変わって多少の余裕。周りを眺め回すと北の彼方に、これまた雪化粧した蔵王連峰が横たわっていました。

峰の辻手前
至勢平分岐というところで、購入してから暫くたつものの未使用だったアルミ製カンジキを初装着。左上に見える安達太良山(乳首山)頂上まで踏み跡も残っていて快調な上り。

小枝に樹氷

小枝に樹氷2
まだ雪が少ないため、木々の枝が中途半端に顔を出し、行く手を遮り、払いのけた反動で返ってきた細い枝で顔を鞭打たれる「逆襲」を受けることも。森林限界の前後から、柔らかく光る樹氷がお出迎え。

乳首山
望遠撮影するとアイスクリームのような山頂の溶岩ドーム。

エビのしっぽ
指示標に伸びた「エビのしっぽ」。まだ大したことはありません。

矢筈の森
チョコレートに粉砂糖をまぶしたような「矢筈の森」?

沼ノ平
安達太良全体としては穏やかなイメージの山ですが、この「沼ノ平」は一転して荒涼とした感じで、有毒ガスによる事故も起きており立ち入り禁止区域。奥には裏磐梯の秋元湖や飯豊連峰も見え絶景です。

エビのしっぽ2
最大級に伸びた「エビのしっぽ」発見。初めて見る、厳寒と強風による冬の造形美にただただ凄いと驚きました(・o・)

那須・日光連山
山並み左手の山塊は今回検討対象だった「那須連山」ですが、結構積もっているようです。中央に猪苗代湖の顔ものぞいています。

福島市街
こちらは福島市街地。阿武隈川や東北新幹線も見えます。(薄靄がかかった画像に修正を施したため、色がちょっとどころか凄く変です(^_^;)

山頂と太陽に暈
山頂からご来光風に撮影。天気の崩れを予感させる虹色の光環もくっきり見えました。

安達太良山頂
アイゼンなしで難なく登れた山頂。そこからの風景は180度のパノラマです。エビのしっぽにまとわりつかれた「八紘一宇」の石碑(O.O;)(o。o;)

飯豊連峰
飯豊連峰を望遠撮影。まだ行ったことがありません。次なる目標です。

この後の下山は、上りとは別のルートをたどり、ロープウエイ駅のあるところまでは、先行者の踏み跡が当然残っていて難なく通過。が、先行者は皆、お手軽ロープウエイを選択したのか、その先のルートにほとんど踏み跡なし。

カンジキを着け直し、携帯GPS、地図とにらめっこしながら、腰まで埋まる雪と約1時間、格闘。夕方までにはまだ時間的余裕があったのですが、薄靄で光が弱々しくなった太陽が西の稜線間近に近づいているのを見て何だか心細くなり、一瞬引き返すことも考えもしました。

途中、雪で隠れていた木に、ズボッとはまった左足の膝小僧を強打し、痛みで暫く動けませんでした(今でも大きなアザになっています)。結局引き返さずに雪と弱気な心と「格闘」し、予定通りスキー場のリフト駅に到達し、その後はゲレンデわきを辿って下山しました。

当然、この間、心に余裕を失い撮影もしておらず、画像がありません(^◇^;)。

下山後、スキー場わきのホテルの温泉に汗を流しました。強烈な硫黄臭のする湯で十分温泉気分を堪能しましたが、施設が中途半端な作りで排水周りが悪く如何なものかと…(--;)。もう少し下って岳温泉の日帰りの湯にすべきだったσ(--#)

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謹賀新年&安達太良山
2007-01-03 Wed 00:42
元日は例年帰省するのですが、今年は好天に恵まれそうとの予報を聞き、福島・安達太良山への元日登山に単独挑戦してみました。4度目とはいえ、厳冬期の安達太良山は初めて。腰まで埋まる雪原の中を携帯GPSとカンジキに命を預け、冷や汗をかきながらも何とか無事下山してきました。後ほど詳報を画像付きでアップしたいと思います。とりあえずの1枚は安達太良山頂から昇る初日の出…ではありません(^_^;)
雪の安達太良山
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