小屋に戻ると、取材に来ていたNHKのスタッフと管理人さんらが1階の広間で宴会をしていて、8時の消灯間際まで賑やかでした。「この宴会は取材費用として受信料でまかなわれているのかも」と、半ば嫌な気分になりながら、シュラフを「開き」にし掛け布団状にして寝ました。耳栓装着も小屋に響き渡る強烈なイビキと寝汗で起きることもありましたが、疲れもあってよく眠れた方でした。
翌朝は4時に起床し4時半出発。大朝日岳へ再び登頂して朝焼けをしばし見つめました。残念ながら前日夕同様、地平線に雲がかかっていました。

下山は中ツル尾根を経由し、「一方的な」下り坂続きでしたが、脚に違和感もほとんどなく沢に無事到着しました。この後はなだらかなコースだろうと予想しホッとしたが、それもつかの間。朝日鉱泉までの沢沿いルートでアップダウンが多く滑りやすく気が抜けませんでした。ブナの森の夏日に輝く緑を見ていると、本当にほっとしました。

途中、餅入りラーメンの昼食を食べるなどして、10時少し前に朝日鉱泉に到着。延べ29時間になる山行きとなりました。
天候に恵まれ過ぎて汗をたっぷり絞られ体力を消耗しましたが、登山口までのアクセスは不便ですが、何度でも来てみたいと思える「奥深い山」だと思いました。

帰り道は、蔵王近くにあるこぢんまりした山形うわの温泉「天神乃湯」(300円)に立ち寄り汗を流しました。
コースタイムは以下の通りです。
朝日鉱泉発0510〜金山沢着0717〜鳥原小屋着0857〜鳥原山着0920〜小朝日岳着1115〜銀玉水着1240〜大朝日小屋着1410〜金玉水?〜大朝日小屋?〜大朝日岳着1845、大朝日小屋発0424〜大朝日岳着0440〜中ツル尾根〜朝日鉱泉着0952
