朝日連峰その8(終)
2006-08-19 Sat 12:06
小屋に戻ると、取材に来ていたNHKのスタッフと管理人さんらが1階の広間で宴会をしていて、8時の消灯間際まで賑やかでした。「この宴会は取材費用として受信料でまかなわれているのかも」と、半ば嫌な気分になりながら、シュラフを「開き」にし掛け布団状にして寝ました。耳栓装着も小屋に響き渡る強烈なイビキと寝汗で起きることもありましたが、疲れもあってよく眠れた方でした。
翌朝は4時に起床し4時半出発。大朝日岳へ再び登頂して朝焼けをしばし見つめました。残念ながら前日夕同様、地平線に雲がかかっていました。
大朝日岳からの日の出

下山は中ツル尾根を経由し、「一方的な」下り坂続きでしたが、脚に違和感もほとんどなく沢に無事到着しました。この後はなだらかなコースだろうと予想しホッとしたが、それもつかの間。朝日鉱泉までの沢沿いルートでアップダウンが多く滑りやすく気が抜けませんでした。ブナの森の夏日に輝く緑を見ていると、本当にほっとしました。
朝日連峰のブナ

途中、餅入りラーメンの昼食を食べるなどして、10時少し前に朝日鉱泉に到着。延べ29時間になる山行きとなりました。
天候に恵まれ過ぎて汗をたっぷり絞られ体力を消耗しましたが、登山口までのアクセスは不便ですが、何度でも来てみたいと思える「奥深い山」だと思いました。
朝日を浴びる大朝日岳

帰り道は、蔵王近くにあるこぢんまりした山形うわの温泉「天神乃湯」(300円)に立ち寄り汗を流しました。
コースタイムは以下の通りです。
朝日鉱泉発0510〜金山沢着0717〜鳥原小屋着0857〜鳥原山着0920〜小朝日岳着1115〜銀玉水着1240〜大朝日小屋着1410〜金玉水?〜大朝日小屋?〜大朝日岳着1845、大朝日小屋発0424〜大朝日岳着0440〜中ツル尾根〜朝日鉱泉着0952

吊り橋

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朝日連峰その7
2006-08-19 Sat 02:11
大朝日小屋に到着後、目前の大朝日岳へ早速登頂したいところですが、朝日鉱泉から約8時間の行程で疲れ切っていたので、小屋の2階に上がるやいなや適当なところで大の字になってゴロゴロと暫くうたた寝。
が、「なんだ。この小屋、ビール置いてないの?!」とお嘆きの女性登山者も含め到着者も直に多くなってきたため、追い出されるように起き出して夕食の準備。岩がごろごろした道を危なっかしく鍋を抱え「金玉水」(きんぎょくすい)を往復し汲んできた水を沸かし、レトルトのカレーとライスをかき込むだけに済ませました。
急に傾く夕日に食休みもせず、急いで登頂。10分ほどで着いた頂上はそれほど広くありませんでしたが、360度の絶景で、日没を待ちわびる人10人あまり。
日没間近の大朝日岳

水平線・地平線上には薄雲がかかっていましたが、大朝日岳の影が東の雲上へ尖って伸び、日本海に沈もうとする太陽は、海の水に反射したものなのか、太陽の下にクマのように光線を横へ広げながら、消えかけの線香花火の火球がミカン型に形を変えながら吸い込まれていきました。
大朝日岳からの日没

空に高く浮かびつつあった月も、赤く染まった雲間にかかり、空一面が幻想的でした。
大朝日岳からの月

暫くの間、夕焼けに見とれていましたが、ヘッドランプを忘れたことに気付き、そそくさと山頂を後にしました。
大朝日岳の夕焼け

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朝日連峰その6(^_^;)
2006-08-17 Thu 23:56
山行きから既に10日以上経っているのになかなか終わりません(^_^;)

朝日連峰随一の名水「銀玉水」から少し登ると、斜面が裸地化してしまったのか何かの人工物で覆われたところがありました。朝日連峰には不釣り合いな丸太の階段もつくられて、ちょっと残念でした。
大朝日小屋までの最後の登り道には日光黄菅のほか
深山竜胆(ミヤマリンドウ)
深山竜胆

深山小米草(ミヤマコゴメグサ)
深山小米草

が咲いていまいた。
ようやく大朝日岳と大朝日小屋の姿も大きくなり
大朝日岳と大朝日小屋


振り返れば辿ってきたばかりの小朝日岳や鳥原山への尾根道が美しく延びていました。
尾根道

やっと到着した大朝日小屋は大きな2階建ての避難小屋で、夏場は管理人がいて協力金1500円。よく手入れの行き届いた小屋でした。
小屋の玄関には「現在取材中です。お騒がせして申し訳ありません。NHK小さな旅 山形・朝日連峰」との張り紙がありました。
張り紙

小屋に到着する手前で、山とは無縁な(^_^;)少し厚化粧したと分かる女性とすれ違ったのですが、この女性は日本放送協会の村上由利子アナウンサーと合点がいきました。
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朝日連峰その5
2006-08-15 Tue 19:56
当初、昼食の場所として小朝日岳山頂で餅入りラーメンを摂る予定でしたが、暑さで水を消費し過ぎて心許なくなったため、次の水場「銀玉水」に変更。小朝日岳を出発すると間もなく、これまで登ってきた苦労を無にするような急な下り坂続き(T.T)。しかし、色鮮やかな高嶺松虫草(タカネマツムシソウ)に留まる蝶の姿に癒やされました。
高嶺松虫草

このほか「銀玉水」までの間は
立山空穂草(タテヤマウツボグサ)
立山空穂草

深山穂躑躅(ミヤマホツツジ)
深山穂躑躅

深山秋の麒麟草(ミヤマアキノキリンソウ)
深山秋の麒麟草

山母子(ヤマハハコ)
山母子

が見られました。

銀玉水はひんやり冷たく美味しく、その周りも高山植物が咲き競い、まるで朝日連峰のオアシスのようでした。お腹をいっぱいにした後は植物観賞です
信濃金梅(シナノキンバイ)
信濃金梅

白根人参(シラネニンジン)
白根人参

深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ)
深山金鳳花

日光黄菅(ニッコウキスゲ)
日光黄菅

これは何でしょう?
不明

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朝日連峰その4
2006-08-15 Tue 02:10
小休止した後、次なるピークの小朝日岳へ。道々、さまざまな花々が現れ、暑さで辟易する気持ちを少し和らげてくれました。
白花花苦菜(シロバナハナニガナ)
白花花苦菜

能郷苺(ノウゴウイチゴ)
能郷苺

白根葵(シラネアオイ)
白根葵

赤物(アカモノ)
赤物

白山千鳥(ハクサンチドリ)
白山千鳥

深山唐松(ミヤマカラマツ)
深山唐松

岩弟切(イワオトギリ)と白花花苦菜
岩弟切と白花花苦菜

白山沙蔘(ハクサンシャジン)
白山沙蔘

深山車花(ミヤマクルマバナ)?
深山車花

そして到着した小朝日岳山頂では、多くのトンボが舞う中、最終目標の大朝日岳のほか、東北の山並みを堪能しながら、またしても暫しの休憩です(^_^;)
小朝日岳から
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朝日連峰その3
2006-08-13 Sun 23:47
翌朝は少し寝過ごし、5時過ぎに出発。朝日川の川面から高さ10メートル以上もありそうな鉄板の吊り橋を渡る揺れで眠気は一気に吹き飛びました。
最初は薄暗がりの中、だらだらとした急な登りが続き、気が滅入りそうでしたが、高度を増すにつれブナの葉も明るくなり気分も乗ってきました。
出発後1時半ほど歩いたところで、朝日鉱泉で握ってもらったシソ巻きのおにぎりで朝食。格好の休憩場の金山沢でもう一つ。
湿原の中の木道を経て鳥原小屋(ビール、ジュース有りの掲示)に到着。しかし、小屋周辺には、容赦ない真夏の日差しを避けられる日陰が見当たらず、そそくさと鳥原山頂へ向かう。登り始めてから4時間、既に数人の先客が休んでいた鳥原山展望台からは小朝日岳や大朝日岳の感動的なパノラマが広がっていましたが、今晩泊まる予定の大朝日小屋の屋根は、ため息が出るほどまだまだ遠くに控えていました。
小朝日岳&大朝日岳

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朝日連峰その2
2006-08-11 Fri 23:05
蔵王山の後は、山形市内で食料の買い出しをして砂利道の林道を延々と進み朝日鉱泉「ナチュラリストの家」へ。梅雨明けの土曜の夜とあって、ちょっと混んでいましたが、1畳の寝床は十分に確保。ヤマメ?のマリネなどの夕食も美味しかったです。
食後はテラスに出て缶ビールを開け、シルエットの大朝日岳を眺めらながら「あんな遠くまで本当にたどり着けるのだろうか?炎天下、登り8時間は辛いなあ」と急に怖じ気づいてしまいました。
大朝日岳のシルエット

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朝日連峰その1
2006-08-10 Thu 21:53
山形の奥深い山・朝日連峰に2泊3日で挑戦し、かんかん照りの猛暑にたっぷり汗を絞られましたが、最高峰の大朝日岳に無事登頂することができました。
1日目は、朝日鉱泉「ナチュラリストの家」に投宿する前に蔵王山に立ち寄り、最高峰の熊野岳に駐車場から1時間ほどで安直登頂してきました。山頂はあいにくガスっていましたが、月のクレーターに青汁を注ぎ込んだような(^_^;)御釜の風情に感動しました
蔵王の御釜

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